2013/06/02

(絵が下手ですみません・・・。苦笑)


第1文型はこちら→『第1文型はこうやってマスターせよ!』
第2文型はこちら→『第2文型には見分けるための鉄則が存在する!』
第3文型はこちら→『第3文型は、述語さんの目的があるかを判断せよ!』

残るは見た目がややこしさMAXの第4文型第5文型です。今回と次回で5文型は終了です!

第4文型=S+V+O+O2

第4文型の構成は、

S+V+O+O2

です。S=主語V=述語O=目的語O2=目的語2

となります。目的語が2つも出てくるんですね!!!そして、正しくは、最初の目的語が「間接目的語」と呼ばれ、2つめの目的語が「直接目的語」といいます。しかし、今回はこの名前は覚えないでください!ややこしすぎるので!簡単な覚え方で覚えたほうが絶対に良いに決まってます。

O=人
O2=モノ、事

と覚えてください。つまり、最初の目的語では「人」が使われ、2つ目の目的語は「モノや事」が使われるということです。

では例文を見てましょう。

"His father gave him a present."

まず主語が一番最初にあるHis father(彼のお父さんは)、次に来なければいけない述語gave(あげた)、そして次の目的語「人」が来るので、him(彼に)、そして次に来る第二の目的語「モノや事」なのでa present(プレゼントを)となります。

日本語に置き換えても、

「に」が最初の目的語で、

モノ「を」第二の目的語です。

第3文型への置き換えの方法も紹介!

さて、この第4文型には第3文型への置き換えというのがありました。それを習ったのは5年以上前なので少し懐かしいです。

でも、しっかり内容は覚えているのでご安心を!

第3文型に換えることができるということは、つまりこういうことになるんです。

"His father gave him a present."(第4文型)→"His father gave a present to him."(第3文型)

どうですか?ちゃんと第3文型になってますよね?換え方は、OO2の場所を交換して、toやforを付けるだけ」です。

第1文型の記事で、前置詞のある言葉は修飾語になる」と説明しました。この文で言えば、「to him」修飾語に変わり、修飾語というのは文型を構成する要素を持っていないので、S+V+Oという形になります。要するに、S+V+O+(to him)=第3文型ということです。ちなみに一般的には、要素にならない修飾語を「M」と表記します。

第3文型に換える場合、二通りに分かれます。toを使うか、forを使うかです。
そしてこれは述語となる動詞によって分かれることになります。

これはその動詞を覚えるしか方法はありません。一応ここで例を挙げます。

toを取る動詞→give, pass, send, teach, throwなど
forを取る動詞→make, buy, cookなど

では本当に覚えるしか見分ける方法はないのでしょうか?
私は、高校のとき、覚える気が起きなかったので、何とかtoになる動詞とforになる動詞の共通点を探し出し、自分なりに答えを導き出しました。

それは、

「forを取る動詞には、苦労や思いやりの念がある」

ということです。これ、私が独自に編み出した方法なので、著作権はすでに私のものです。笑
まぁ、著作権までは冗談ですが(他にも編み出している人がいると思うので)、forを取る動詞を見てみましょう。

makebuy、cookにはちゃんとその動作に工程があり、少しでも苦労のかかる動詞だということです。例えば・・・

"She cooked dinner for me."(彼女は私に晩御飯を作ってくれた。)

この場合、料理を作るのには材料を買って来て、洗って切って炒めて味付けして、皿に盛る、という工程がありますよね。苦労のかかるものです。「料理なんて慣れれば苦労だなんて思わないものなのよ!」なんていう的外れなツッコミはしないでくださいね。笑

makeも、何かを「作る」んですから、それなりに工程があります。buyも、わざわざスーパーに買いに行かなければいけないので、これにも工程がしっかりあります。「思いやり」と言ったのは、その気持ちがないとできない動詞だからです。(もちろん、厳密には違いますよ?)例えばcookなんて、どうでもいい人には料理を作ってあげたくないですよね。しかし、passは嫌いな人にもpassすることができます。

一方、toを取る動詞はどうでしょうか?
give「あげる」ので、その行為にあまり工程はありません。pass「手渡す」だけなので、工程はあまりありません。sendもthrowも、ある一瞬の行為です。

さぁ、ここで一つ疑問が生まれます。「teachってちゃんと工程があり、苦労のかかるものじゃない?」

その通りです。笑 だから著作権までは冗談だと言ったのはそういう理由です。笑
これは例外だと思っていいでしょう。例外となる動詞は少しだけありますが、大体は「苦労や思いやりがあるのはfor、そうでない一瞬の行為はto」と覚えておけば、迷ったときに大体正解になります。大体ですよ。笑

さぁ、どうでしょうか?第4文型ってややこしいですよね。少なくともそう見えます。でも、ルールさえ覚えておけば実は大したことないんです。

まだ、完全に理解できませんか?そういう人は、コメントかTwitterでバシバシ質問してください!
それでは次回で5文型のラストとなります。頑張りましょう!

1 件のコメント :

  1. toとforの見分け方は簡単です。
    toがつく動詞は、必ず自分と相手の2者がからみます。「与える」ためには、人と物が必ず必要です。
    しかし、forがつく動詞は、必ずしも2者は必要でなく行為自体が自己完結型のものです。物を買うのは通常自分のためであり、相手が絡むと「与える」に変わる訳です。

    ちなみに、「to」は「two」と同じ発音なので、to→two(2者)との関連で覚えれば、(一部例外もありますが、)暗記することなく一発でできます。

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